先日行われた高校総体岩手県大会。

卓球団体の男子は高田高校が優勝したそうです。
５年連続優勝の強豪校を制しての29年振りの優勝だそうです。

岩手県立高田高校。
大震災で学校は３階まで津波につかり、隣の大船渡市の旧農業高校で授業されています。

部活用品、ユニフォームすべて流され、中には家も。両親をなくした部員もいたとか。
練習する場所もなく、近くの公民館を借りたり、他校の練習場を借りたり、体力的にも精神的にも大変だったと思います。


優勝した時の主将のコメントもまた素晴らしい！！

「支えてくださった皆さんのおかげで実力以上の力が出せました」

朝からテレビを見てうるうるしてしまいました。


しかし、そこにはもうひとつのドラマが・・・


市内の中学、高校のユニホーム製作を一手に引き受けていたスポーツ店も流されたそうです。
４月に営業再開し、高校総体などを控えた学校から注文を受けるもマーク等の印刷する「圧着機」がなく東京への発注を余儀なくされていました。

しかし、出来上がりの商品にミスプリントが発覚！
卓球部のユニフォームが間に合わない可能性が・・・

スポーツ店の方が被災地の願い事をかなえる「ねがいごと、100こプロジェクト」の発起人に相談。
ブログでの募金強力呼びかけなどで約10日間で圧着機を入手することができました。
スポーツ店の方の努力もありユニフォームは無事届けられました。

スポーツ店の方は
「全部流された時はもう一度ユニフォームを作るなんて想像もできなかった」
と・・・

なんとも心温まる、素晴らしいエピソードであるとともに、同じスポーツ店社員として、感動するニュースでした。