プロ野球はもちろん、高校野球などでも変化球が増えています。
日本ハムのダルビッシュ有選手、ヤクルトの館山昌平選手が多くの球種を持っているのは有名なお話。
今期の成績を見ても、上位の選手は変化球の使い手が多い。
2011年公式試合投手成績
防御率順位(8月21日現在)
セ・リーグ パ・リーグ
1 | 内海 哲也 (巨) 1.62 | 田中 将大 (楽) 1.48 |
2 | 館山 昌平 (ヤ) 1.75 | 武田 勝 (日) 1.54 |
3 | 吉見 一起 (中) 1.87 | ダルビッシュ有(日) 1.59 |
4 | スタンリッジ(神) 2.06 | 杉内 俊哉 (ソ) 1.72 |
5 | 岩田 稔 (神) 2.23 | 和田 毅 (ソ) 1.84 |
ダルビッシュ選手は15種以上、館山選手は10種以上の球種を持っているそうです。
では、いったい球種っていくつある?
スポーツデータの分析・配信会社「データシステム」によると27種類に分類され、これらは大きく3カテゴリーに分けられるそうです。
●直球系(9種類)
シュート、ツーシーム、真っスラ(スライダー系ツーシーム)など
●縦変化系(10種類)
フォーク、チェンジアップ、シンカーなど
●横変化系(8種類)
カーブ、スライダーなど
変化球が増えた背景として米大リーグ(MLB)の投球スタイルが日本に根付いたことがあるからです。
MLBでは1登板100球程度を目安に中4日の先発ローテーションを組んでいます。
その結果、三振よりも打たせてとる、フライ・ゴロに仕留めるのが効果的です。
MLB流投球論の定着には、松坂大輔選手(レッドソックス)の存在も大きい。
ダルビッシュ選手、田中将大選手、斎藤佑樹選手(日)などは、松坂選手のピッチングにあこがれた世代。
そのあたりも関係しています。
変化球を使うメリットとして、チームを効果よく勝利に導くことだけでなく、投手自身にも大きな利点が三つあります。
1.打たれにくい投手になる
複雑な投球術を駆使できればタ打者はなかなか打てない
2.当日のコンディションに合った試合運びができる
球種がたくさなると、そのときに調子のいい球、悪い球を見極め使い分けできる
3.選手寿命が長くなる
体力や肉体的なキレが衰えがちな年齢に差し掛かっても変化球を軸にした投球術で活躍できる可能性を 秘めいている。
うちの次男も中学から本格的にピッチャーをしていますが、すでに2回肘を痛めています。
元トレーナーだったという、顧問の先生がいろいろと気遣ってくれたので、軽症のうちに名医にかかり、何ヶ月かリハビリにも通い、フォームも改善して完治しました。
その名医がおっしゃていたのを思い出します。
「松坂選手が故障したりするのは当たり前である。
若い頃から酷使しすぎだ」、と。
中学2年の次男にも言ってました。
「できれば1試合50球くらいにおさえれるといいんやけど」
それをベテランの顧問に伝えると、
「ボクが今までみてきた中で一番少ないので57球くらいや」
「この前の試合で89球だったよ。」
50球ってことは1回で7球???
はい、無理です・・・
でも、球があまり速くないので、もっぱら変化球を日々研究しています。
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
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